介護スタッフが2種免許を取る理由 |
介護保険が適用される「介護タクシー」というものがあります。
要介護の認定を受けた人が外出する際に設備の装備された車で移送するもので、
原則として自己負担1割で利用できます。
かつては、
訪問介護事業者が(形式上)無償で移送して、
実質的には介護報酬の中に運賃相当額を含めて請求する例
(旅館の車が宿泊客を最寄り駅まで無料送迎するのと同じ図式)
が多かった印象ですが、
平成18年に法律が改正されて、
「介護報酬」と「運賃」とを明確に区分しなければならなくなりました。
そうなると、
客を乗せて運賃を頂戴する以上は「第二種免許」が必要ということになります。
乗客(=利用者)の安全を考えれば良い施策だったと評価されるべきでしょう。
この法改正を受けて、多くの介護事業者は、
現場の介護スタッフに2種免許を取らせて介護タクシーを運転させるようになりました。
送迎専用スタッフを新たに雇い入れるのも経営を圧迫するでしょうから、
それもうなずけるところです。
実際、そんな事情でパイロットアカデミーの教習を受けられた方もいらっしゃいました。
そういう人は、「人を思いやる気持ち」が強いからでしょうか、
自ずと「優しい運転」になりますね。
「車の運転にドライバーの性格が表れる」とは言い得ているなあと思ったものです。
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