シフトダウンが必要な坂は路上には少ない |
坂道では、
勾配に合ったギアを使います。
仮免許を取るまでの所内教習では、
(上り坂の途中で坂道発進の練習をしない場合は)
2速で坂を登り、2速のまま坂を下る
と教わっている人が多いと思います。
ところが、
路上でギアを2速に落とすべき坂道は滅多にありません。
東京の路上試験コースで言えば、
府中・小金井コースの「多磨霊園裏の下り坂」だけです。
鮫洲コースの“太鼓橋”を通過する際も、
速度によっては3速が適切なときもありますが、
2速にまで落とす必要はありません。
路上では、むしろ、高いギアのまま、
アクセルをしっかり踏んでいくべき坂道が多いです。
これを、教本どおりにギアを落とそうと減速してしまうと、
坂に負けて登れなくなってしまいますよ。
もっとも、先に挙げた多磨霊園裏の下り坂もそうですし、
東京以外(例えば神奈川の二俣川)の路上試験コースには
2速に落とすべき坂道も有るには有ります。
また、歩行者や他の車の動きによっては、
「坂だから」という以前に減速すべき場面もあるので、
そういうときには当然ギアを落とすことになります。
ですので、所内教習における「2速での坂道通過」は
決して無意味なわけではなく、
しっかり練習しておかなければならない課題であることは確かです。
でも、「坂だからシフトダウン」と思い込んでいると、
勝手が違ってしまうことがありますよ。
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