ほめ殺し |
昭和の終わりごろ、
政敵を賛美する中に皮肉を織り交ぜてそのイメージダウンを図るという手法を、
当時のマスメディアは、「ほめ殺し」と名づけました。
また、昨今は、特に若い女子たちの間で、
「男子を褒めて持ち上げてコロっとさせる」ことを指すらしいです。
が、どちらも、今日のテーマとは意味が違います。
元々「ほめ殺し」とは、
歌舞伎や落語など芸事の世界で、
これから伸びていくと期待される若手を、
兄弟子たちが過剰にほめ上げて、向上心を削いでしまう、
一種の“若手つぶし”を、こう称したそうです。
あるいは、悪意は無かったにしても、
先輩たちから褒められて向上心を失ってしまうことは、
どの世界でもありそうな話ですね。
なので(というのも言い訳っぽいですが)
パイロットアカデミーの教習では、
敢えて褒めすぎないように気を付けています。
「向上心」の対極にある「慢心」や「油断」は、
上達の妨げになるばかりか、
運転そのものにとっても、禁物だからです。
手前味噌ですが、
「2つ叱って 3つ褒め」(二宮尊徳)くらいが
ちょうど良いのではないかと思っています。
(やっぱり言い訳っぽいですか?)
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