動作を中断できる態勢で |
一も二も無く、「安全確認」です。
巨大な鉄の塊を動かすのですから、それは当然のことであり、
試験で厳しくチェックされるのもうなずけます。
ところで、その「安全確認」は
ただ「見る」のと、どう違うのでしょうか。
「注意深く見ること」?
その答えでも間違いとは言えませんが、
では、注意深く見れば、それだけで良いのですか?
例えば、見通しの悪い交差点。
横切る車がいるかいないかを、確認しなければなりません。
そして、そういう車が見えた場合には、
(「交差点を素早く通過する」のが正解である状況もありえますが)
まずは「停止する」のを基本と考えるべきですね。
もう一つ例を挙げてみましょう。
複数の通行帯がある道路で右の車線に移動したい場合、
その動作を起こす前には、必ず安全確認をします。
そして、自分の右後方を走っている車がいたら、
自分が先に車線変更するか、それとも譲るか、の判断が必要になりますよね。
どうです?
お気づきになりましたか。
「安全確認」は、ただ「見る」だけでなく、
その結果により「動作の中断」という選択肢を含めた判断が求められるのです。
「動作を中断できる態勢で見る」のでなければ「安全確認」ではない、
と言っても過言ではないくらいです。
たまに、「確認してください」と言うと、
「見ました」と言葉を返す教習生がいらっしゃいます。
「いや、見ただけでは確認したことにならないので。」と小生。
その意味を正しく理解してもらえているのでしょうか?
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