人によって教習内容が異なる? |
教習は、相手のあることですから、
教習生のキャラクターによって教え方が変わります。
叱咤した方が伸びる人 vs おだてた方が伸びる人、
理論的に説明した方が覚えてくれる人 vs 結論だけ教えれば良い人 etc.etc.
そんなふうに、“教え方”については、人を見て変えるべきですが、
“教習内容”については、本来、誰に対しても同じはずです。
と言うより、同じでなければいけないとも思っています。
ところが、パイロットアカデミーの教習では、
人によって教習内容を変えている項目が、1つだけあります。
それは、、、、、
AT車教習における「踏切でのサイドブレーキ使用」についてです。
試験で通過する踏切は、
坂道だったとしてもAT車なら逆行する程の勾配はありませんから、
AT車の教習生には、一時停止時のサイドブレーキを使うようには教えていません。
他の教習所さまには「サイドブレーキ必須」と教える指導員もいらっしゃるようですが、
おそらく、MT車の教習生と勘違いされたか、
MT車でもAT車でも同じことを教えておられるか、のどちらかだと思います。
MT車だと、踏切の坂で下ってしまうこともあるので、
また、「確実に停まった」と試験官にアピールする意味もあって、
パイロットアカデミーでも、MT車の教習生には、サイドブレーキの使用を推奨しています。
しかし、そもそも踏切でサイドブレーキを使わないこと自体は減点項目ではなく、
要は、確実に停まって安全確認した後、
逆行せずに再発進できれば良いだけのことなのです。
ところが、パイロットアカデミーの教習でも、
AT車の教習生に対して、
「踏切ではサイドブレーキを掛けましょう」と教えることがあるのです。
それは、
踏切に限らず、“一時停止が甘い”人に対してです。
完全に停まりきらない人とか、
停まったと思ったら安全確認している間にブレーキを緩めてしまう人とか…
そういう教習生には、
試験官へのアピール云々以前の問題で、
車が停止したことをドライバー自身が意識するために、
わざわざサイドブレーキを掛けてもらっています。
言わば、「AT車教習における例外事項」ですね。
サイドブレーキを使わないことで減点されないのと同様、
使ったことでも減点されませんから、
確実なやり方を身につけてもらおうと考えてのこととご理解ください。
※当ブログは「にほんブログ村」に参加しています。
ぜひ1日1クリックの応援をお願いいたします。
(クリックしていただくと、当ブログにポイントが入り、ランキングページが開きます。)
↓
にほんブログ村