売り手と買い手とは敵対関係なのか? |
今年の春闘が始まったようです。
しかし、労使問題についてマスメディアの論調を見聞きするに、
常に、小生は違和感を覚えます。
と言うのも、
「春闘」という用語からしてそうですが、
経営者と労働者とが敵対関係にあることを前提としているからです。
確かに、賃金を支払う側と受け取る側との立場は異なります。
だからと言って、経営者と労働者とは「敵」なのでしょうか。
身近な例を挙げてみましょう。
小売店でも飲食店でも良いですが、
商品を提供するお店とそれを受け取る消費者とをイメージしてください。
確かに、代金を受け取る側と支払う側との立場は異なります。
そりゃ、消費者としては、代金は安い方がありがたいでしょう。
でも、提供された商品に見合う代金であれば、納得して支払えるはずです。
「売り手」と「買い手」とに
「敵対関係」という概念を持ち込むのは的外れでしょう。
労使関係だって、経営者も労働者も、
「会社」という組織の中で共通の目的を有する、
言わば「仲間」であって、「敵」ではないと思うのです。
さて、察しの良い方はお解りでしょうが、
「教習」も同じです。
教習料を頂戴して指導する側と教習料を支払って教わる側とは
確かに、立場は異なります。
でも、そこに敵対関係は無く、
「運転技能を上達させる」あるいは「試験に合格する」という共通の目的を持った、
「仲間」だと思っています。
なので、パイロットアカデミーに教習料をたくさん払ってくれるより、
早く安く上達してくれた方が指導員としては嬉しいですし、
商売の面でも、
評判を聞いて新規の教習生が入校してくれた方がありがたいのです。
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